1949-04-25 第5回国会 参議院 本会議 第18号
組閣以來失政多き吉田内閣の失政中、又最も大いなる失政なりと断言して私は敢て差支ないと思うのであります。私は以上の理由によりまして、本案の通過に対し断乎反対をいたすものであります。(拍手)
組閣以來失政多き吉田内閣の失政中、又最も大いなる失政なりと断言して私は敢て差支ないと思うのであります。私は以上の理由によりまして、本案の通過に対し断乎反対をいたすものであります。(拍手)
総理大臣は、組閣以來常に民主政治のルールを確立するということを一つの念願としてやつておいでになる、これは本会議その他においてしばしば言明されているところでありまして、我々の敬意を拂うところであります。
元來吉田内閣は、組閣以來、内閣の心構えは先ほど述べましたように声明いたしておりまするが、その基本方針に基いていかなる具体的政策を実行するかということは、何ら明示しておらぬのであります。基本方針については問題はないのであります。問題は、この基本方針をいかなる具体的政策によつて実現するかにあるのであります。
また、組閣以來わずかに二箇月を出でないのに、大藏大臣の醜態による閣僚の更迭、この愚によつて、すでに内閣の屋台骨はゆるんだではないか。(拍手)この有様を見たときに、國民は、はたして安んじてこの難局を託するに足るという感が起るでございましようか。 しかも政府は、綱紀粛正と國民道義の高揚を叫んでおられます。
私どもは、從來の片山、芦田二代内閣の政治力の貧困と、その政策実行の勇氣なき点にあきたらず、わずかに吉田茂氏に期待いたしまするがゆえに、さきの首班選挙には、第一議員倶樂部は総員これに投票し、その政策の実行を見守つたのでありまするが、組閣以來吉田内閣は、解散々々と押しまくつただけで、何事もなし得なかつたのであります。
(拍手)しかして、今また吉田茂氏は、内閣総理大臣の地位にあつて、祖國再建の最大責任者であるにもかかわらず、去る十一月半ば組閣以來何らの施策も持たず、在野時代の公約については知らぬ顔で済ましておるのであります。あまつさえ、うわさされるごとく、炭鉱疑獄事件の民自党に波及するのを恐れるのあまりか、いたずらに早期解散を叫び続け、この冬の寒空のまつただ中に勤労者を放置し、何ら顧みようとしないのであります。
吉田内閣は、組閣以來三箇月、国家公務員法と不可分である追加予算並びに給與法案をいまだ決定し得ず、政界を暗黒に陥れつつあるのであります。しかも、その首謀者は佐藤官房長官であるといわれております。一官僚の行動を批判することは、あまりにおとなげないことでありますが、吉田内閣は、この独善官僚に引きずられておる事実を見るとき、國会の名において彈劾せざるを得ないのであります。
この点につきまして大藏大臣は私共の内閣の閣僚といたしまして、組閣以來予算その他最も大事な問題に日夜いろいろ御苦心をなされた方であります。
次に総理大臣は、災害復旧については組閣以來腐心しておるが、取敢えず今回の予算中に所要経費の一部を計上し、迅速適切なる処置を講ずると施政演説に述べられたのでありますが、從來の経驗からいたしますれば、補助金の支拂が遅れて予定通りの工事が進捗しないのであります。工事が完了せなかつたならば、農業生産その他に支障を來して民心を不安に陷れるのであります。
さらにまた吉田内閣は、組閣以來、何ら國民に対して政見の発表をしていないのであります。いやしくも非常時局に立つて政見を担当するからには、いかなる政策をもつてこの危機を突破し、さらに國民生活の安定をはかるかということを國民の前に発表するのが、新しい憲法政治における根本の原理であり、さらにこれは、古い憲法下におきましても、日本の憲法政治を通しての慣例であつたのであります。
これは当然でありまするが、併しながら私といたしては、みずから宣傳がましいことを今日までいたさなかつたのでありますが、組閣以來、私の外務大臣としての職責上、日本國の國情の説明、若しくは政情の説明等については、努めて外國の通信員等に対して説明をいたして來ておるのであります。
去る四日に行われました首相の施政方針演説を拝聴いたしますると、その多くは組閣以來の経過報告のような感じがありまして、今日の重大な政局を背負つて立たれる総理大臣の國政管理に対する高邁な抱負経論を聞くことができなかつたことは、原君同様、國民とともに深く失望せざるを得ないところであります。
泉山藏相、大屋商相等の経済閣僚が、組閣以來各方面で発表しておられる談話と、一萬田日銀総裁が各地で発表された金融引締め論との間には相当の食い違いがあるように各方面では見ているが、その眞意はいかがであるか。政府は一体、金融緩和と生産増強とインフレ問題との因果関係を、いかなる線において調整しようとなさるのか、具体的な金融対策をお示しいただきたい。
これが根本対策につきましては、組閣以來腐心し、苦慮しておるのでありまするが、とりあえず本國会に提出した予算中に所要経費の一部を計上いたしまして、迅速適切な処置を講ぜんとするものであります。(拍手) 次に、現在なお海外在留者は四十余万に上つておりまして、四たび酷寒の寒い異境において越冬を余儀なくされておる状況は、まことに憂慮にたえないところであります。
吉田内閣は、組閣以來、解散解散ばかりを叫んで、遂にこのどたんばに來て、みずからまいた種を刈らなければならないはめに陷つた。國家を思う民自党の眞面目な諸君の中には、この段階に及んで、吉田首相の時代錯誤の施政と、その封建的な、殿様的な姿に対して、反省的な、空氣がうん釀して來たと言う。(拍手) われわれ野党は、公務員法を連日眞劍に審議をいたしております。その早急通過をはかつておるのであります。
而もその失業者はインテリ層の者が多いのでありますから、これが一番好ましからざる方向に拡がり過ぎる慮れがあるので、これを一番憂えておりますから、重ねてお願いいたしますので、このためにも私は労働大臣だけに申上げるのじやない、総理にも申上げたいのでありますが、組閣以來の國会に対する考え方が少し親切を欠いている、もう少し國会つまり各反対党とでも御協議下さるようにした方がいいのじやないか、そうして緊急止むを得
吉田内閣は、組閣以來すでに一箇月余を経過しておるのでありますが、いまだその施政方針の明示を避けて、野党よりのはげしい追究にかかわらず、この臨時國会の召集の主目的は國家公務員法の改正案の通過にある、これを通過せしめた後において施政方針を明示する、まずこれに全幅的の協力をお願いすると、繰返し繰返し答弁せられておるのであります。
進んで関係当局とも円満なる了解のもとに、わが國情にも適合した政治が行わるべきものであると信じますが、組閣以來、政府の施政の実際を見ておりますと、今後二十五年ないし百年後わが國が完全独立を許された時代の政治をやつておられるのではないかと思う節々があるのでございます。
(拍手) 吉田総理大臣は、組閣以來、閣議におきましても、また國民に対しましても、單独内閣担当の抱負として、健全なる民主政治の確立、政界、財界、官界を通ずる綱紀の粛正と社会道義の確立、経済の再建に対する國民の熱情振起を掲げておられるのでありまして、まことにけつこうなことだと私は思うのでございます。
故に組閣以來この救済等については頻りに各省とも連絡をとり、又交渉もいたし、財源等においても当局において頻りに研究いたしております。成案を得次第、國会に提出いたして御協賛を得たいと、こう考えております。(拍手、「答弁にならんぞ」と呼ぶ者あり) 〔國務大臣益谷秀次君登壇、拍手〕
(「ノーノー」「そうだ」「その通り」と呼ぶ者あり)而も政府は組閣以來約一ケ月を経過しているに拘わらず、新給與の具体化も予算化も完了しておらないのであります。全く怠慢であると申さねばなりません。(「その通り」と呼ぶ者あり) 更にそれのみか、人事委員会が政府に勧告いたしました給與水準に対してさえも拒否するがごとき態度を以て声明を発表しておられるのであります。
又料飲店の即時再開の問題にいたしましても、米の供出後の自由販賣の問題にいたしましても、組閣以來何ら國民にはつきりしたことを申されない。在野時代に言つておつたことがそのままできるとも言われないし、どうも諸般の事情からして、これはむずかしくなつたとも言われない。だから最初申上げたように、國民全体も昏迷のうちに陷れられてしまつておる。不安がそのために高まりつつある。
吉田内閣は組閣以來いろいろの、おそらくできもしないであろうと思われるところの政策を発表し、國民に公約いたしたのである。ここにその例を二、三あげてみるならば、まず第一は取引高税の撤廃、第二は供出後における米の自由販賣、第三は料飲店の再開、これらのものを断行するということを吉田首相及び與党筋から放送されておるのである。私は、このことについて、いつでも証拠をあげることができるのであります。